浅田先生、大いに語ってくださいました

会員限定イベント「浅田先生、大いに語り語る」第2回が4月9日(土)に開かれました。

参加者は8名で男女半々。平日から土曜になったことで5人が初参加でした。

「明日からの『静の舞』や『流鏑馬』について事前にしっておきたかった」という方が多かったようです。

 

その二つを語る前には、やはり頼朝が幕府を鎌倉に置くまでの話からスタートです。

その段階で、すでに学校で習った話に違和感が。例えば、鎌倉を選んだのはの地形が理由という話。たしかに一つの理由ではありますが、実は・・・とか。

 

そして、吾妻鏡によると、鶴岡八幡宮の境内でたまたま頼朝と西行が出会ったことから流鏑馬が生まれたのだが・・・

段葛で流鏑馬をやったことがある?

静の舞は現在のように舞殿ではなく実際は回廊で・・・

そのころ義経は・・・

研究者ならではの情報が後から後から。

 

さらに、作家・立原正秋が描いた「流鏑馬」の一節も登場するなどバラエティに富んだ「語り」になりました。

 

 

さて、休憩時間のお菓子はこちら。

 

本当は「美鈴」さんの「流鏑馬」をと考えていたのですが「9月限定」とか。そこで何かゆかりのあるものと探していると、由比ガ浜通りにある「花見煎餅 吾妻堂」さんの「大路の松」を発見しました。

むしろ「段葛」にぴったりで、前回の「夫婦饅頭」(義経と静御前)と入れ替えたほうがよかったようですが(笑)。

 

ほかに何かないかとショーケースを見ていたら「さくら饅頭」があるではないですか。かつて松並木だった段葛も今は桜並木ということで(笑)。

後半は、いつものように質疑応答コーナー。

実朝を暗殺したのは誰か?その背景は?

歴史のエピソードはどうやって誕生するのか。

「吾妻鏡」に度々登場する“前振り”とは?

など、今回も盛り上がりました。

 

歴史をあまり知らないレベルでもたっぷり楽しめる内容で、みなさん満足。

明日からの「鎌倉まつり」が、より楽しく迎えられそうです。

 

浅田先生、参加者のみなさん、ありがとうございました。

 

次回は6月を予定しています。お楽しみに!