鎌倉でもビール

お昼過ぎに鎌倉駅に着いたところから始まるエッセイ。
そして、夕暮れの江ノ島を“肴”にビールを飲むところまで。その行程を文学と映画と共に語るのは、「評論家」川本三郎さんの『旅先でビール』です。
日本中を旅するなか、鎌倉にも寄ってくれました。文中に登場するのは、「舞姫」「千羽鶴」「山の音」といった川端作品、黒澤明監督「天国と地獄」、立原正秋「残り雪」など。これを読んでいると、また本や映画からあらためて鎌倉を見つめなおしてみたくなる一冊です。